繊維産地としての誇り

シルクハンカチシリーズは、1300年磨き上げてきた伝統技術「桐生織」で製織された生地を使用しております。タテ糸、ヨコ糸とも世界最高品質であるブラジル産6Aの絹糸を使用し、主に柄を表現するヨコ糸は21デニールの糸を4本撚り合わせたものと6本撚り合わせた太さの違う2種類の絹糸を使用することで、キャラクターの微細な柄行きを美しく再現してます。

タテ糸の整経

ボビンに巻かれたタテ糸一本一本を集結して、整経機(せいけいき)にかけます。

整経ドラム

整経機の大きなドラムにタテ糸を巻き取り、織機に掛ける準備をします。
ジャカード織りはタテ糸とヨコ糸が交差する点で色柄を表すため、美しい柄の表現には糸の太さや密度が重要になります。タテ糸とヨコ糸の組み合わせ方は職人の感性と経験によって設計され、そのノウハウは長い歴史をもつ織物産地の背景で培われております。

ヨコ糸
織機

ジャカード織機(※写真はシルクハンカチの生地とは異なります。)

織機

織物工場内の様子。近代設備によって管理された生産体制をとっております。

縫製の風景

桐生市は織物以外にも、縫製や刺繍などの加工業も盛んであり、繊維産業は地場産業、基幹産業であります。シルクハンカチの縫製も桐生市内で行っております。生地の裁断、刺繍、縫製など熟練した職人の細かい気配りによって、素材の美しさを引き立たせる仕上げが施されます。縫製工場では国内、海外の数多くのブランドの縫製加工を請け負っており、ハイレベルな仕上がりに揺るぎない信頼を構築しております。

桐生織のハンカチは伝統を守りながらも先進の技術を導入して生まれたプレミアムチーフです。素材、技術ともにメイド・イン・ジャパンが誇る逸品をぜひご利用下さい。