配送テスト用最終サンプル

1年余りの歳月をかけて完成!その物語をお伝えします。

 

こんにちは、代表の石橋です。ここしばらく多忙で、このお話もすっかり途絶えておりました…と前置きで言い訳しつつ、今回は配送テストのお話をさせて頂きます。

 

 

いよいよ配送テスト

私が手作りしたたたき台のたたき台となるギフトボックスをもとに製箱屋さんが試作、それを検証してまた更に試作、、、こんなやり取りが何度も続き、苦労の末ようやく最終的なサンプルが出来上がりました。最終的なサンプルではメーカーがCADを使って製作した本番環境に近いサンプルになり、あとは配送テストをクリアすれば完成です。

配送テストは実際にハンカチドールとドライフラワー、メッセージカードをセットした完成品を遠方に配送して戻してもらい、乱れや崩れなどがないか確認します。
プレゼントが届いて空けてみたらドールが倒れてた、、、ドライフラワーが落ちてた、、、なんてことがあったら、せっかくの感動やサプライズが台無しですものね。

そして配送テスト本番。金曜日に発送し、月曜日に受け取るスケジュールを組み、ギフトボックスの様々な位置にマーキングを施し写真などで発送前の状態を記録しておきます。あとは実際の発送作業と同様に荷造りを進め、祈るような思いでヤマト運輸のドライバーにお渡ししました。
ハンカチドールが戻るまでの土日、今頃どうしているだろう?と思いを馳せながら休日を過ごし、予定通り月曜日にハンカチドールの荷物が帰ってまいりました。

配達日指定について

想定外の出来事

戻ってきたハンカチドールの荷物。「お願い!頼みますっ」と手を合わせダンボールを開封。中から現れたギフトボックスを慎重に取り出し、恐る恐る中を確認したところ「あ〜!ダメだった(TдT)」とため息…。メッセージカードが落ちていたのです。2点の溝でメッセージカードを支える仕様だったのですが、そこが甘かったようです。
想定外の出来事に「ここまで来て・・・」とすっかり落胆してしまいましたが、一番懸念していたハンカチドールやドライフラワーの乱れはなくしっかりしておりそれ以外は問題なかったので、この時点でこの問題が分かってよかったんじゃないと前向きに気持ちを切り替えました。
早速、製箱屋さんに行って問題点を打ち合わせしました。メッセージカードを支えるのに下側に受けを作れば大丈夫じゃないかということになり、もう一度試作をお願いしました。

 

そして完成!

ブランドのリリースに向けて色々と準備を進めているため、ギフトボックスの製作に係る時間にも余裕がなくなって来ておりました。修正サンプルを少し急ぎでお願いし、1週間位で出来上がってまいりました。
そして2回目の配送テスト。
実は心配性の私は、修正サンプルのギフトボックスを幾つか作って頂いていたので、そのうちの一つにハンカチドールをセットし、ドールには可愛そうでしたが、結構乱暴に床に落としてみたり、自宅の階段から転げ落としたりするといったハードなテストを行いました。
「ここまでやっても大丈夫だから、今度は大丈夫だろう」と2回目を見送り、今回は土曜日に戻ってくるスケジュールで、休日ですが少し早めにオフィスに行って荷物が戻ってくるのを待ちました。
そして、馴染みのヤマト運輸のドライバーがいつものように配達に来てくれました。
荷物を受け取り、早速荷解き。今度は緊張で胸がドキドキし、少し手が震えながらダンボールを開封。心の中で「お願いしますっ!!」と呟いて恐る恐るギフトボックスを除くと「ヤッター!!(≧∇≦)b」、見事成功!!完璧な状態で無事に帰ってまいりました。

長く続いたギフトボックスの完成です!これまで続いた格闘にようやく終止符を打つことが出来ました!
私の理想論と製箱屋さんの技術論が噛み合わず、沈黙と唸り声が時間を支配した苦しかった打ち合わせが走馬灯のように蘇り、安堵感と達成感で何度もガッツポーズを作って「ヤッター、ヤッター」と叫んだのを思い出します。
10月下旬、秋が深まりつつある時期のお話でした。

 

次回は、ハンカチドール開発秘話⑧「写真撮影、ウェブサイト制作」

ギフトボックスが完成し、プロダクトもいよいよ大詰め。サンプルをもとにウェブサイトの制作へと進んでまいります。ローズプードルのオープンまであともう少し、、、そんなお話になります。それではまた!

 

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