真冬の打ち上げ花火

こんにちは、代表の石橋です。昨日は成人のお祝いがあちこちで行われておりましたが、群馬県では粋な計らいがございましたので、少しお話させて頂きます。

 

真冬の打ち上げ花火

昨日、大相撲初場所の初日を自宅でくつろぎながらテレビ観戦していたときでした。いよいよ大関の取り組みに差し掛かるとき、突然花火の音が響き渡りました。
この寒い真冬に花火の音、違和感を感じながらベランダに出て外を眺めてみたら西側の空に見事な花火の大輪の花!!
予想外の夏の風物詩に何が起こったのか分からないまま、美しい花火に見入ってしまいました。

「え〜なんで?」と気になってツイッターで検索したら、群馬県内の花火業者が新成人を祝おうと打ち上げたものでした!
「令和三年、新成人を花火で祝う! 〜 成人式×花火 前へ進もう 新しい世界へ 〜」というコンセプトでクラウドファンディングで資金を募り実施された企画だそうです。

通常なら成人式の式典後、友人たちと集って楽しい一日を過ごす特別な日。折角のハレの日がコロナ禍ですべてが自粛ムード。
その新成人を地域ぐるみで祝福したいという思いを、花火という形で表したこのプロジェクトにはとても感動させられました。

花火業界の方々も、このコロナ禍においては厳しい状況におかれているのではないかと察しますが、様々な局面でいろいろな人が苦悩しているなか、自分たちに出来る社会貢献に真摯に取り組む姿勢には、ぜひ見習わなければならないと私自身も刺激されました。

クラウドファンディングではこんな言葉が記されておりました。
「私達は、この苦しい状況に於いて顔を伏せるのではなく、上を向こう!そんな思いで花火を打ち上げ、また打ち上げを依頼して頂いてきました。」
そう、顔を伏せずに上を向こう!みんな苦しい中、お互いに励まし合ってこの難局を乗り越えていこう!そんなメッセージを感じると、とても勇気づけられます。

新成人を祝福する冬の大輪の花は、新成人のみならずこの困難な局面で必死に戦う人たちへのエールのようにも感じ、厳寒の夕暮れに心の温まる出来事でした。

 

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