1年余りの歳月をかけてようやくリリース!
こんにちは、代表の石橋です。
12月10日、これまで1年余り温めてきた新ブランド「ローズプードル」を発表することが出来ました。昨年の今頃は、織り上がった生地の美しさに興奮しておりましたが、コロナ禍に入って世の中がひっくり返ってしまい、計画していたブランド設計をしなおしたことで更に研ぎ澄まされた感じがします。この磨き上げた武器を手に、ピンチをチャンスとしてものに出来るようにこれから新たな旅が始まります!!
たくさんの皆さんに感謝!!
弊社は1300年の歴史をもつ桐生織を始めとした繊維産業の町でモノづくりを行っている会社です。私自身も30年繊維製品の製作に携わり、桐生の繊維とともに歩んで来ました。桐生できちんとしたモノづくりを行い世の中の皆さんに喜んで頂く、このシンプルな活動を続けております。皆さんに喜んで頂きながら地場産業に貢献するというのが理念にあるため、このブランドの製作も地元で作ることにこだわりました。
今回、プロダクトではほぼすべてを桐生市内の企業様のお力で形にすることが出来ました。ハンカチ生地の製織、染色、縫製、刺繍、材料調達、ギフトボックス、ドライフラワー、システム開発が桐生市内で行われました。
逆に市内だからこそ、ちょっとしたことでも気軽に相談が出来、納得がいくまでトコトン話し合うことが出来て、妥協することなくプロジェクトを遂行することが出来たと思います。
また、昔からモノづくりには柔軟な多様性をもつ桐生の環境があるからこそ、市内で完結させる発想に至ったのかもしれません。
このハンカチドールには、そんな皆さんのお心遣い、期待、職人のプライドといったものが詰まってます。関わって頂いたすべての皆様に深謝いたします。本当にありがとうございました!
ギフトボックスの開発
今回の開発でとくに苦労したのが、ギフトボックスの開発です。ハンカチをドールに見立てているため立たせた状態で箱に収めなければなりません。また、ローズプードルでは環境に配慮したモノづくりを掲げているため、プラスチック製のものや透明のPPなどは使用してはいけません。制約が多いなかで色々と考えをめぐらせ一緒に開発に取り組んで頂いた箱屋さんには頭が下がります。その真摯な対応には、感謝とともに勇気を頂きました。
箱屋さん自身も普段製作している貼り箱とは勝手が異なり、相当頭を悩ませたことと思います。素人の私がたたき台となるギフトボックスの形状を厚紙で作って、それをもとにサンプルを作り問題点を探る。そんな作業が何回も繰り返されました。この辺りは開発秘話でお話したいのでこのくらいにいたしますが、ギフトボックスの製作では何度も箱屋さんに出向いて、何時間も議論したことは今後も記憶に残るエピソードになりそうです。
様々な思いを胸に
たくさんの人にお世話になり、支えられ、応援されてここまで来ました。今度はこちらが皆さんに貢献する番です!!
達成感でモチベーションが下がりそうですが、皆さんの期待を成果につなげる新たなミッションがこれから始まります。人事を尽くして天命を待つ、ローズプードルはきっと皆さんに有益な体験が提供できると自信をもって世に送り出します。
皆さんの喜びのためにハンカチドールは誕生しました。大切な人に思いを伝えたい世の中の皆様、生産に携わって頂いた工場の皆様、各方面で関わって頂いた皆様、弊社スタッフ、そして私自身に、ハンカチドールたちはきっとサプライズをお届してくれるでしょう。